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建替えの際の視点
古くなったアパートを建て替える場合、築年数や相続税額の効果だけではなくその物件の収益性や修繕の状況、収支、所得税等の課税の状況等複数の視点で検討しなければいけません。建替えることで新たに借入をすることで相続税は節税されますが向こう数十年に渡って支払う利息、金利の上昇、手元に残る金額やご自身の年齢など総合的な判断が必要です。具体的には10年後、20年後、30年後の状況を分かる範囲でかまいませんのでシミュレーションを依頼しましょう。多少の手数料はかかりますが間違った判断をして数百万円~数千万円の損をするよりはマシです。
【失敗のポイント】
・勧められるまま建替えをすることで結果的に多額の借入利息を支払うことになる
・他の方法を検討しない
・相続税のみを検討する
【対策のポイント】
・分かる範囲内で収支を検討する
・自身の状況に応じて他の方法を検討する
借金以外の相続税対策
・法人化を検討する
法人を設立することで所得の分散や土地評価の減額などを行う。
・貸宅地評価、定期借地権等を検討する
土地の賃貸を行い適正な地代を取得することで評価減を行う。